2024-06-23
2023-24UFO目撃情報調査分析結果報告
1 はじめに
米国国防総省は2021年6月、UAP報告と称したUFOに関する報告書を公開し、謎の飛行物体の存在を明らかにし、UAPに関する調査を開始することを決定した。
一方、日本政府もUFOに関する情報収集を開始するとともに、超党派議員によるUFO議員連盟が発足するなど、安全保障の面でもUFOの存在に関心が高まってきている。
国際未確認飛行物体(UFO)研究所には、2021年6月24日に開所して以来、累計で1,000件を超える数多くのUFO目撃情報が寄せられており、その中には、極めてUFOの可能性が高いとされたものも発見されている。この報告書では2023年6月~2024年5月までに寄せられたUFO目撃情報の調査分析結果を報告するものです。
2 概要
(1)調査対象期間 2023年6月12日~2024年5月31日
(2)調査対象
①UFO目撃情報数 309件(前年494件)
※内訳 写真情報124件(前年143件)、動画情報79件(前年340件)、状況(文書)情報等106件(前年303件)
②調査対象 203件(前年483件)
※写真情報124件、動画情報79件
<補足説明>UFO目撃情報が減少している理由は、UFO研究所に寄せられた目撃情報が、開所以来1,000件を超え、調査分析に時間を要しているため、2024年3月31日付で、一旦、UFO目撃情報の受付を停止しているためです。
(3)調査分析方法
UFO目撃情報の調査分析には、国際未確認飛行物体研究所が制定した「未確認飛行物体(UFO)評価判定基準」の基づき、「CLEAR Level」と「MYSTERY Level」を測定し、クロス分析を行い、さらに画像解析ソフトを使用し、合成写真や特殊技術による人工的に作られた情報かの確認も行った。※ただし、分析精度は100%ではない。
(4)評価判定結果
①「極めてUFOの可能性が高い」と判定した情報は2件(前回7件)であった。具体的にはAAA1が2件となった。
②「UFOの可能性が高い」と判定した情報は8件であった。AA1評価が3件、AA2評価が5件となった。
③「UFOとは考えにくい」と判定した情報は193件であった。
※UFOの可能性が高いと判定された写真は、6月23日からUFOふれあい館で展示しております。
3 総評
国際未確認飛行物体(UFO)研究所は2021年6月に開所して以来、UFOに対する関心の高まり、スマートフォンの普及等により、国内外から多くのUFO目撃情報をお寄せいただいた。
3年目を迎えた2023-2024シーズンは、全体で309件の目撃情報が報告され、当研究所が独自に定めた「未確認飛行物体(UFO)評価判定基準」により、評価した結果、UFOの可能性が極めて高い情報が2件(前回7件)判明した。またUFOの可能性が高いとした情報も8件(前回12件)であった。一方、UFOとは考えにくいとしたものは193件であった。特に、ドローンによるものと考えられる情報が多く、次いで光の反射、飛行機、昆虫、鳥などがあった。
4 個別評価 ※UFOの可能性が極めて高い情報
(1)写真2件
①s2411 (評価AAA1)
2010年7月19日の良く晴れた日に自宅のマンションのベランダから撮影しました。南の方から一定の高さを保ったまま、ゆっくりと北へ移動していて、マンションの上を通り、北へ行き見えなくなりました。4キロほど南の会社からも見えたそうです。Tさん
②s2416(評価S1)
2023年8月5日、宮城県の仙台市と古川市の境界あたりです。レンズ雲かなと思いましたが、凸もなかったので。Nさん
(2)動画 0件 動画は0件であった。
国際未確認飛行物体(UFO)研究所が開所して3年が経過し、その間、国内外から数多くのUFO目撃情報をお寄せいただきました。
また研究所会員も800名を超え、UFO研究所の活動に支援をいただいており、世界中に広がるUFOファンの皆様に心より感謝申し上げます。
研究所は会費収入と協賛金で運営しており、活動には限界があり、対応が遅れることがございますが、引き続き、ご理解とご支援をお願いいたします。
UFO研究所は設立4年目を迎えることになりました。本日から新たなUFO目撃情報の受付を再開いたしますので、空を見上げ、何か見えたら写真などを撮っていただき、お寄せいらだければ幸いです。よろしくお願いいたします。
<UFO目撃情報送付先メールアドレス>
info@ufo-laboratory.com
※データサイズ上限は10MBとなっております。それを超える場合は大容量データサイト等からお送りください。
国際未確認飛行物体研究所